曲線で形成された主翼を湾曲させてキャンバーを付ける方法を提案する
水戸南航空製作所 M.KIKUCHI
     この方法は曲線形成された翼を基に
可能な限り忠実な形でキャンバー位置(矢高)を求める方法である
序章 
    これでどうやればいいのと悩んでも仕方ねぇのでチョックラ考えてみた
 概略  
  曲線形成翼に忠実なキャンバー設定する考え方から実作業 
 Take-1
    キット型紙台紙外枠に直定規を当てこれを基準に主翼中心を求める
 Take-2
    中心から翼端迄を任意の等間隔(ここでは判り易いので10等分)で
翼の外側に各翼弦の位置が判る様に罫書き線を入れる
Take-3 
    翼弦長測定は一般には図に示す様な三角定規とかデバイダーを用いるとか貴方の環境にあったモノでよい
測定値はスプレットシートを用いれば翼弦長入力と同時に前縁からの矢高位置を自動的に求める事も出来るよ
 Take-4
  計測した各翼弦の長さから各矢高位置(%表示)を求め数表にする
スプレットシートに実測値を入れれば前縁からの矢高位置は自動的に求められます
 Take-5
    ここでは各矢高(30%を中心に前縁側20%後縁側40%)矢指部を
翼央dW1〜翼端dW10までの各点をプロットすれば
図の様にリアルなキャンバーライン(曲線)を引く事が出来る
 Take-6  
    Hi!、以上の様に矢高中心30%位置を真ん中に前縁側20%、後縁側40%にキャンバーラインを描きます
このラインに浅い折り筋を入れその筋(危ない筋じゃねぇよ)を頼りにキャンバーを付ける
Take-7  
    同じ翼型の機体を増産するには上の様に各矢高毎の型紙を用意してこれでキャンバーラインが罫書けるよ
Take-8   
   キャンバーラインは図を参考に罫書いてね
Template  
   テンプレート
  キャンバーラインは決まった
しかし
肝心のキャンバーを付ける段になってラインに沿ってどうやればいいのか

試作談に続く
試作談   当該機らしい画像から主翼をおこした型紙を作りこれを基に180sの
用紙で実際に組立、図の位置にキャンバーを入れました。難しい事は
判りませんが連続する曲線に沿って曲げるだけでも大変な上に湾曲さ
せる即ち高さまで加わるのですから難易度は半端無かった。一通り形
に収めたが残留応力が有るので経時と共に元に戻るだろう。(注)参照
★実際やった取っ掛かりは出来たでも「どうやるの」は変わらない。
●これを難なくやれる方々が居られる現実、修行が足りないおいら。
(注)実験では材料を「殺す」と言う方法で3次元に変形させました。
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