曲線で形成された主翼を湾曲させてキャンバーを付ける方法を提案する
水戸南航空製作所 M.KIKUCHI
  この方法は曲線形成された翼を
擬似的に直線で形成された後退角主翼と見なし
キャンバー位置(矢高)を求める方法である
 序章   
   これでどうやればいいのと悩んでも仕方ねぇのでチョックラ考えてみた 
概略  
  疑似直線キャンバー設定に関する考え方から実作業 
 考え方  
  この方法は曲線形成された翼を基に
可能な限り忠実な形でキャンバー位置(矢高)を求める方法である
 
Take-01  
   キット型紙台紙外枠に直定規を当てこれを基準に主翼中心を求める
Take-02  
   中心から翼端迄を任意の等間隔(ここでは判り易いので10等分)で
翼の外側に各翼弦の位置が判る様に罫書き線を入れる
 Take-03  
   翼弦長測定は一般には図に示す様に定規とかデバイダーを用いるとか貴方の環境にあったモノでよい
 Taka-04  
   疑似直線式はキャンバーラインも直線になるので各翼弦長は全て実測しました
実際の翼と重ね合わせた疑似直線表示の翼を基に位置を決める
Take-05   
   疑似直線式の長所は擬似的翼型(この場合直線形で形成されたテーパー翼機)なので
キャンバーは図の様に直線、故に矢高位置は翼央と翼端に近い何れかの点を結ぶだけで引く事が出来る
Take-06   
   同じ翼型の機体を増産するには上の様に各矢高毎の型紙を用意してこれでキャンバーラインが罫書けるよ
Taka-07   
   キャンバーラインは図を参考に罫書いてね
Template  
  テンプレート 
   キャンバーラインは決まった
しかし
肝心のキャンバーを付ける段になってラインに沿って翼弦の形どうやればいいのか

試作談に続く
 試作談  当該機らしい画像から主翼をおこした型紙を作りこれを基に180sの
用紙で実際に組立、図の位置にキャンバーを入れました。難しい事は
判りませんが連続する曲線に沿って曲げるだけでも大変な上に湾曲さ
せる即ち高さまで加わるのですから難易度は半端無かった。一通り形
に収めたが残留応力が有るので経時と共に元に戻るだろう。
(注)参照
実際やった取っ掛かりは出来たでも「どうやるの」は変わらない。
これを難なくやれる方々が居られる現実、修行が足りないおいら。
(注)実験では材料を「殺す」と言う方法で3次元に変形させた。  
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