奇跡のビッグフライト | ||
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これは「2/1の出来事で御座る」、こんなマグレと言わせない[奇跡]があったよ!! | ||
奇跡の始まり | 南西の風穏やか晴れ、広場の端から20m程入った所から発航する到達高度は 約40m強、旋回半径は凡そ15m(機速4.5m/s旋回時間8sec)で滑空を始める。 ストリーマー手前20mに差し掛かると機体が徐々に上昇をし続け見失いそう なる、そのまま旋回し乍ら風下に向いユックリ移動して行く。 この風向きで気流に乗ると間違いなく偕楽園方面に向かい視界から消えると 諦めつつも機体を追っ掛ける。全く降りてこない、そうこうしているうちに 外周道路の先の池に辿り着く、なんとその周辺の風はヒンヤリしおまけに風 向きが反対に吹いていたのです。 気流から外れるチャンスはここしかないと思わず「降りろ〜っ!、降りてく れ〜!」と届くはずもないのに機体に向かって声を掛けちゃいました(^^;)。 |
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起承転結 | 発航〜着陸まで 1) 発航前、ストリーマーは未だ45度位の角度で垂れ下がっていました 2) 発航時、ストリーマーの後端がフラフラと次第に上向き始めました 3) サーマルはこの時点で既にストリーマー付近か通過し始めたばかり 4) 発航位置からストリーマー迄は20mなので乗せられないかも知れない 5) A点で発航、機体は高く上がり疑似バントで返り風上へ機首が向く 6) B〜C点まで風に押されながら旋回開始、ストリーマー地点に達する 7) C点到達とほぼ同時に機体が一気に上昇、気流に追いついた瞬間だね 8) C〜D点まで確実に徐々に高度を増し旋回しつつ風下に移動を続ける 9) D点を超えても高度を維持し飛び続けている[視界没]を覚悟し始める 10) E点で諦め掛けた時、ほんの少しだが冷たい風が肌を撫で始めました 11) 若しかしたらこの気流から離脱出来るかもと淡い期待が湧きました 12) しかし乍ら高度を維持したままの様にも一寸下がった様にも見える 13) F点では実に複雑な心境、消えないで欲しいと真剣に願った地点です 14) F点に達してから殆ど移動せず明らかに高度が下がり始めました! 15) 同時に進行方向が反転、広場に向かって高度が下がり乍ら移動開始 16) F点で折り返し確実にG点へ向かって飛行始めたのです”万歳々々” 17) G点までは一気に高度を下げ惜しむかの様に旋回し乍ら降りて来る 18) G点過ぎ30秒程後に無事着陸、7分13秒のビッグフライを終えた 19) 天候に恵まれたとは言え機体の仕様通りフライト出来たのは嬉しい 20) 運が良いだけではない、キッチリ飛ぶ飛行機だからこそ出来たのだ ※背景の地図画像はGoogleEarthより引用しました |
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無事帰還 応援感謝 |
発航地点から既に6分近く頭上に浮かぶ機体を見続けて来たので諦めが付か ない気持ちが益々湧いてくる。冷たい風に託すしかないと尚機体を追う。 おぉ!なんと言う事でしょう降下し始めたのです。ここ迄、機体を追い掛け るのが精一杯で、周りの事に気付きませんでした。ふと我に返り辺りを見渡 すとそこには何人もの方々が空を見上げ「凄いなぁ」とか「帰ってこい」と 応援して戴いていたのです、そこに期待に応えるかの様に着陸したんです! ★応援して戴いた皆様から「良かった」と口々に声を掛けて頂きましたこの 優しさには感謝しきれません心を込め「有り難う御座いました」と何度もお 礼を申し上げました。 |
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