飛行機製作支援 
三菱 零戦21型
飛行機キット組立
30秒超え挑戦
 20秒飛べばいいんだなんて言わせない
そんな馬鹿なそんな事言わせない
アッそうかこんな風にやれば飛ぶんだねと言わせたく
兎にも角にも
えぇッ!それってそんなに飛ぶんだっけ
とぉ!!
ネ〜ッ!零戦に苦戦の皆さん
単純に零戦を零戦らしく飛ばしたいだけ
ここにはその為のヒントがある
題名通り30秒超えだけが目的です
ここでは
調整トリム増設のため翼に切り込み入れているので
無改造を謳う大会では規定に抵触する恐れがあります
大会出場目的には適しておりません
製作根幹 ※翼厚位置を設定
 主翼キャンバー翼厚位置罫書きを済ませたら
 表地と貼り合わせ乾燥後に罫書き線に沿って
 折り筋を付ける事で翼断面を構築出来る。

※主翼・尾翼調整用トリム増設
 高速発航時に於ける経路修正にとても便利な
 調整トリムを設ける事で微調整し易くなる。
 なお、高速飛行時の調整をここでやる!

※胴体と主翼接合位置合わせ補助作業
 主翼中央部白地余白幅と胴体を接合する時は
 胴体からはみ出している翼補強部品の幅分を
 見込んだ罫書き線(赤色)を入れる。

 主翼を固定仮止めしたら[罫書き線]に沿って
 胴体を接合する。

※胴体主翼取付部加工
 翼厚設定位置部を紙厚0.3oと
 キャンバー高さ分1.0o凹ます
 
設計図は実機図面を基にしておりキットの模倣(模写)ではありません    
工作補助   ※製作について
 手間を掛けトコトン正確に組み立てる事だ!
 多少の狂いはと言う安易な気持ちは捨てる!
 アセンブルは所謂「空中組」は絶対禁止!!

※主翼と胴体接合
 主翼位置決めし後マスキングテープで仮止め

 胴体を一旦外し、接合部に接着剤を塗布して
 再度胴体と主翼位置に戻しシッカリ圧着固定

※接着に付いて
 バルサ部:瞬間接着剤
 胴体補強:スティック糊Pit

 注)ここでは作業性の関係で上記の接着剤を使用

※接着剤使用制限
紙飛行機関係主催大会(特定銘柄の市販キット
及び特定銘柄の用紙で製作した飛行機しか出場
出来ない)の規定によると製作時に於ける瞬間
接着剤使用は認められていません。ここでは当
該大会出場目的ではないので使用している。
大会出場目的なら使用禁止!


※図中組立台補足
ゼムクリップ空き箱を基盤に10〜12Lアングルを
胴体の厚み間隔で固定。ここに胴体を挟む事で
主翼と正確に整合、押さえは目玉クリップなど
を利用するとよい。
 
  胴体との接合部位置に付いては接合補強の紙幅分を考慮して罫書き治す必要あり。
主翼取付側胴体部は主翼キャンバー曲率に見合った形に仕上げておく必要あり。
   
製作動機   ※当該機のフライトデータより(42サンプル)
 5フライト平均
  30秒超え「1件」だけで多くが20秒台
  零戦は20秒超えれば大会で上位に入る
  と聞きいてたけど正にその通りだ。
 
 このデータを見て奮い立ち何とかして
 安定して30秒超え出来ないか挑戦!

 注)上記は公開されているデータから引用
 
  上反角精度維持の仕組み    
基本設定   ※生地完成状態
 機体総重量:8.0g
 機首重:4.8g (60%) 機尾重:3.2g (40%)
 機体重量比は6:4で前後重量バランスは
 理想的位置にある。(調整ウェイト無し)

※フライトデータ
 使用ゴム:キット同封の赤いゴム
 ○Take1:初フライト
  1回目26 2回目35 3回目34 4回目38
  風が強く(4m/s)なり4フライトで終了
 ○Take2:H290705フライト
  1回目38 2回目24 3回目48 4回目43
  5回目51(Vortex効果に助けられたマグレ)
  2回目はゴム短く持ってやったので頂点を
  通過後も機首が上向きで失速仕掛けた為

※フライトデータ補足
 H290705記録が伸びたのは翼高ラインをより
 鮮明になるようクランプを使い再構築した事
 にある。

 Transition直前に機首が滑空旋回方向に向け
 るように調整しておかねばならない、その方
 法のひとつにStubTiltの微調整がある。

 次に使用するゴムだが通称赤ゴムは内部抵抗
 が大きい為か引いた分の反発力が得られない
 (推測)また、規定の長さを私のリーチ155でフ
 ルに引くと簡単に伸びきってしまう。今回は
 伸びきったゴムを使用しております、が、何
 とか30秒超え出来た。
 
  完成機と機体設定    
  たかが紙飛行機という無かれ
これは飛行機なんだ、飛行機なんだぞ、だから
兎に角、正確に作るのだ諄いけど正確にだ!
次に
徹底的にグライドテストを行い綺麗に伸びのある飛び方にする
これで真っ直ぐ美しいグライドになれば30秒超え目前
発航・高速上昇・Transition経緯調整をシッカリ
飛行経路調整を各翼を安易に捩ったり曲げたりしない
調整したら何処をどのようにしたか
どの位いじったかを数値で残す
どうにもこうにもしっちゃかめっちゃかになって仕舞ったら
全てを元に戻し一からやり直す事が肝心 
カタパルトグライダーって人の手を離れた瞬間に
猛スピード「最高速度」に達する、これってあれ
そうです銃器と同じ、初速度が最高速度なんだ。
宇宙ロケットですら最初はユックリなんだよね。
高度を増すに従い徐々に速度が落ち頂点を超え
あたりから高度を下げながら滑空飛行に移る。
色んな次元を超えねばならない飛行機なんだ!
だから面白いちゃぁ面白いし奥が深いんだなぁ!
 
  初めて市販キットを組み立ててみました
でも矢っ張り下手でも自作が良いなぁ
   
       
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